noteの「こどもNISA」、10月は1日42本に。書いた人の4人に3人は、初めてこの話を書く人だった【1,438本を数えた】

目次(10)
note で、いま書く人が急に増えている言葉は何か。2026年10月11日に、note のハッシュタグを4万本ほど集めて、最近の記事の増え方を比べました。いちばんはっきり伸びていたのが「こどもNISA」です。
そこで、ハッシュタグ「#こどもNISA」の付いた記事を取れるだけ取り出して数えました。タグの記事は全部で1,548本。そのうち1,438本を取り出せました。7月15日から10月11日までの分は全部取れています。
※この記事は、note で何が書かれているかを数えたものです。投資をすすめるものではありません。
先に結論
10月に入って、1日の本数が9月の3.9倍になった。 9月は1日10.7本、10月1日〜10日は1日42.2本です。10月1日は、証券会社で口座の受付が始まった日です
書いているのは、ほとんどが新しく来た人。 10月1日〜10日に書いた319人のうち、237人(74%)は、それまでこのタグで1本も書いていない人でした
タグの数だけでは半分しか見えない。 9月25日以降に本文で「こどもNISA」に触れた記事は994本。そのうち481本(48%)はタグを付けていません
「やらない」派が増えたわけではない。 「見送る」「やらない」といった題は、どの月も全体の6%未満でした

1. いつ増えたのか
「#こどもNISA」の記事を、公開された月ごとに数えました(本数/書いた人)。
2025年12月: 73本/51人
2026年1月: 39本/34人
2026年2月: 41本/29人
2026年3月: 35本/31人
2026年4月: 36本/32人
2026年5月: 92本/69人
2026年6月: 71本/59人
2026年7月: 108本/86人
2026年8月: 156本/117人
2026年9月: 321本/244人
2026年10月(11日まで): 451本/329人
※7月14日より前の月は、取り出せた分だけの数です。取り出せなかった110本は全部7月14日より前の記事で、その時期の約8割しか取れていません。しかも、人気のある記事ほど取り出しやすい並べ方で拾っています。前の月の数は「少なくともこれだけ」と読んでください
取り出せた分では、2025年12月に最初の山があります。この月の26日に、制度のもとになった税制改正の大綱が閣議決定されました。年が明けると月40本前後になり、夏から増え始めます。全部取れている8月と9月を比べると、9月は8月の2.1倍でした。
そして10月は、11日までで9月の1か月分を超えています。
2. 10月1日に、もう一段上がった
9月1日から10月10日までを、1日ずつ数えました。

9月1日〜15日: 1日あたり7.3本
9月の30日間: 1日あたり10.7本
10月1日〜10日: 1日あたり42.2本(9月の3.9倍)
いちばん多かった日は10月10日の74本。ただし2人が合わせて22本を出していて、書いた人の数では49人です。10月2日の48人とほぼ同じでした
9月の終わりから上がり始め、10月1日にもう一段上がっています。
10月1日は、証券会社で「こどもNISA」の口座の受付が始まった日です(楽天証券のお知らせでは「2026年10月1日(木)より、『こどもNISA』の口座開設の受付を開始します」)。同じ10月1日の夜には、SBI証券がこどもNISA専用で信託報酬0.00%の投資信託を扱うと報じられました(Impress Watch)。
記事の題にも、それが出ています。
題に「ゼロカン」「信託報酬0%」などが入った記事: 9月の30日で0本 → 10月1日〜10日で49本
題に「受付」「申込」「開設」「口座」が入った記事: 9月の30日で51本 → 10月1日〜10日で67本
「制度ができるらしい」という話から、「口座を開くか」「何を買うか」という話へ。10月は、書かれる中身が手続きと商品に寄りました。
3. 書いているのは、新しく来た人
月ごとに、その期間に書いた人のうち「それまでこのタグで1本も書いていない人」を数えました。
8月: 117人のうち96人(82%)
9月: 244人のうち204人(84%)
10月1日〜10日: 319人のうち237人(74%)

ここでの「初めて」は、このタグを付けて書いたのが初めて、という意味です。7月14日より前の記事が一部欠けているので、割合は少し多めに出ています(とくに8月)。それでも、同じ人が何本も書いて山ができているのではありません。毎月、新しい人が次々に入ってきています。10月は、9月までに書いた人が戻ってきた分だけ、割合が少し下がりました。それでも4人に3人は初めての人です。
4. タグを付けない人も同じくらいいる
note の検索で「こどもNISA」と引くと、題やタグだけでなく本文に出てくる記事も当たります。新しい順に1,000本取り出すと、9月24日までさかのぼれました。
9月25日から10月11日までに出た994本のうち、「#こどもNISA」のタグが付いていたのは513本。残りの481本(48%)はタグ無しで、本文の中でこどもNISAに触れていました。

この記事のほかの数字は、すべてタグの付いた記事で数えています。本文で触れただけの記事まで入れると、話題の大きさはおよそ2倍になります。
5. どんな記事が書かれ、どれにスキが集まったか
7月15日から9月30日までに出た544本(書いた人は385人)で見ます。10月の記事は、まだ公開から日が浅く、スキが出そろっていないので外しました。
まずスキの全体です(スキは10月11日の昼の値)。
スキの中央値は5
スキが10以上ついた記事は31%
スキが0の記事は8%
スキの合計7,134のうち32%は、上位10人の書き手の記事に集まっていた
次に、題に入っている言葉で記事を分け、全体での割合と、スキの多い上位1割(スキ30以上の54本)での割合を比べました。1本が2つに入ることもあります。
解説・手順(とは・いつから・始め方・違いなど): 全体の26% → 上位1割では19%(10本)・中央値5
比べる(学資保険・ジュニアNISA・児童手当など): 全体の19% → 上位1割では17%(9本)・中央値4
迷い・本音(どうする・迷う・結局・本音など): 全体の11% → 上位1割では17%(9本)・中央値7
わが家の話(わが家・息子・娘・ママ・パパなど): 全体の10% → 上位1割では9%(5本)・中央値7
見送る・やらない: 全体の3% → 上位1割では2%(1本)・中央値7

いちばん多いのは解説ですが、上位では少し割合が下がります。逆に「迷い・本音」は上位で割合が上がります。ただし、どの形も上位では10本前後で、中央値の差も2〜3です。前に「AIゲーム開発」で数えたときほどの差はありません。こどもNISAでは、題の形でスキが決まる、とまでは言えません。
「見送る・やらない」の題を月ごとに見ても、2025年12月から10月まで、どの月も全体の6%未満でした(10月は451本中22本)。反対の声が目立つ日もありますが、数で見ると増えてはいません。
もう1つ。タグが付いていても、題に「NISA」が入っていない記事が544本中149本(27%)ありました。資産の記録、副業、iDeCo の話など、お金の記事の入口としてこのタグを付けているものです。上位1割でも54本中15本で、割合はほぼ同じでした。
6. 題に「NISA」が入った記事で、スキの多い10本
7月15日〜9月30日に出た記事のうち、題に「NISA」が入っているものです(スキは10月11日昼の値)。
GACKT氏「NISAが正しいとは思わない」が拡散 こどもNISA開始を前に改めて知っておきたい「非課税の箱」の効くとき・効かないとき(スキ240)
子どもの普通預金はほぼ0円。約380万円を運用した先輩のジュニアNISAは、約1,100万円になっていた。(スキ78・有料300円)
【2027年スタート】新・こどもNISAの「超・意外な落とし穴」とは?1歳半の息子を持つFPが本音で語る正しい使い方(スキ73)
並べてみると、値段が付いているのは10本中1本だけです。ただし1位はマガジンの読者向けの限定記事です。5. の「解説・手順」の言葉が題に入っているのは3本で、残りの7本には、「わが家はどう使う?」「我が家が見送る」「価値観の仕送り」のように、自分の考えや家の判断を書いた題が混じります。
7. 制度について、国の資料に書いてあること
記事を読む前に押さえておくと迷わない点だけ、金融庁と財務省の資料(2025年12月の税制改正大綱の要点)から抜き出します。「こどもNISA」は通称で、資料では「つみたて投資枠の対象年齢の見直し」として出てきます。
2027年1月から(楽天証券のお知らせ。金融庁の2025年12月の資料では「令和9年~」)
0〜17歳の間は、つみたて投資枠の年間投資枠が60万円、非課税で持てる上限が600万円
12歳以降は、子の同意を得た場合にのみ、親などが払い出せる(お金の使い道が子のためであることなどが条件)
18歳になると、大人の NISA に自動的に移る
証券会社の受付は2026年10月1日に始まりました。10〜12月に受け付けた分は、2027年1月以降に口座が開かれます(楽天証券のお知らせ)。
この数字の弱いところ
数えたのは「#こどもNISA」のタグが付いた記事です。タグを付けずに書いた記事は入っていません(4. のとおり、最近はおよそ半分がタグ無しです)
7月14日より前の記事は、全部は取り出せていません。月ごとの数は実際より少なめです。「初めて書いた人」も、取り出せた記事の中で判断しているので、前に書いていた人を少しだけ「初めて」と数えている可能性があります
スキは毎日動きます。ここに書いたのは2026年10月11日の昼の値です。スキは読む人の数ではありません
記事の形は、題の言葉で機械的に分けました。どの形にも入らない記事が255本あります
10月1日に何が起きたかは、証券会社のお知らせと報道で確かめました。記事が増えた理由がそれだけかどうかは、この数字からは分かりません
数え方
取得: 2026年10月11日 13時50分〜14時20分ごろ。note のハッシュタグ「#こどもNISA」の記事一覧を、並べ方を4通り(新しい順・人気順など)変えて取り出し、重ねました。一覧は1つの並べ方につき1,000本までしか返らないためです。タグの記事は全部で1,548本、重ねて1,438本
急に伸びている言葉の選び方: note のハッシュタグ検索を175の語で引いて40,240本のタグを集め、そのうち2,513本について、新しい50本が何日分かを測りました。今の速さで、そのタグの累計に何日で届くかを比べ、日数が短く、書く人が多いものを候補にしました。そのうえで候補8つの月ごとの人数を数えて、いちばん伸びが大きかった「こどもNISA」を選びました
月と日は公開日で分けました。10月11日は取り出した時点までの途中の数です。1日あたりの比較は、10月1日〜10日の10日間と9月の30日間で行いました
中央値は、並べて真ん中の値です(偶数本のときは真ん中2つの平均)
上位1割: 7月15日〜9月30日の544本をスキの多い順に並べ、54本目のスキ(30)以上の記事です
初めて書いた人: その期間より前に、取り出した1,438本の中に記事が1本も無い人
記事の形の言葉(題にどれか1つが入っていればその形)
解説・手順: とは・いつから・始め方・違い・解説・まとめ・徹底・完全・入門・口座・開設・受付・手続・わかりやす・基本・仕組み・ポイント・注意点
比べる: 学資保険・ジュニアNISA・児童手当・贈与・iDeCo・新NISA
迷い・本音: どうする・迷・悩・結局・本当に・モヤ・不安・本音・べき・正直
わが家の話: わが家・我が家・うち・息子・娘・長男・長女・ママ・パパ
見送る・やらない: やらない・やりません・見送・作りません・使わない・しない・しません・不要・いらない・やめ
10月の題の言葉
信託報酬ゼロ: ゼロカン・信託報酬0%(「信託報酬ゼロ」「信託報酬は0」なども含む。「50%」のように数字の続きの「0%」は数えない)
受付: 受付・申込・申し込・開設・口座
制度の出どころ: 金融庁「令和8(2026)年度税制改正について-税制改正大綱における金融庁関係の主要項目-」(2025年12月)、財務省「NISAのつみたて投資枠の拡充(令和8年度改正)」、楽天証券「【こどもNISA】10月1日(木)より口座開設受付開始!」、Impress Watch(2026年10月1日)
調べて書いた人: YOSHITAKE HIROTA