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noteの「AIゲーム開発」、書く人は3か月で3.4倍に。でも1本あたりのスキは減っていた【845本を数えた】

目次(9)
  1. 先に結論
  2. 1. 本当に増えているのか
  3. 2. 1本あたりのスキは減った
  4. 3. 何が増えて、何が読まれているか
  5. 4. スキが40以上の12本
  6. 5. どの道具の名前が出てくるか
  7. 6. これから「AIゲーム開発」の記事を書くなら
  8. この数字の弱いところ
  9. 数え方

note で「AIゲーム開発」の記事が増えている、と聞きました。たしかに、検索すると毎日のように新しい記事が並んでいます。

本当に増えているのか。増えているなら、その中でどんな記事が読まれているのか。気になったので、2026年10月9日の夜に、note の検索で「AIゲーム開発」に当たる記事を全部取り出して数えました。845本ありました。10月9日は夜までで9本です。

先に結論

  • 書く人は本当に増えている。 ゲームの記事を書いた人は、6月の18人から9月の62人へ。3.4倍です。別の言い方の「AIゲーム制作」で数えても、23人から62人に増えていました

  • ただし、1本あたりのスキは減った。 公開から日がたった記事どうしで比べると、スキの中央値は 7 から 5 に、スキが10以上ついた記事の割合は 33% から 24% に下がりました。スキの合計は増えています(807 から 1,422 へ)。それ以上に、記事の本数の増え方が速いのです

  • 増えたのは「作ってみた」の記録。でも上位に残るのは別の形。 7〜9月の記事の35%が「作った」「開発記」といった題でした。ところがスキの多い上位1割では14%に下がります。逆に「入門・手順」「お金」「コードが書けない人向け」の題は、それぞれ全体の3〜8%しかないのに、上位1割では14〜21%を占めていました(どれも上位では4〜6本の話です)

「noteの「AIゲーム開発」、書く人は3か月で3.4倍に。でも1本あたりのスキは減っていた【845本を数えた】」の図

1. 本当に増えているのか

「AIゲーム開発」の検索に当たった記事を、公開された月ごとに数えました。

  • 4月: 28本

  • 5月: 30本

  • 6月: 34本

  • 7月: 138本

  • 8月: 135本

  • 9月: 169本

  • 10月(9日まで): 83本

7月に一気に4倍になっています。

ただ、このまま信じるわけにはいきません。気をつけることが2つありました。

1つは、7月から毎日のように連載を出している書き手が1人いて、その方の記事だけで7月以降に150本あることです。1人の連載で山ができているなら、それは流行とは呼べません。

もう1つは、検索が本文にも当たることです。株の分析や SNS の話など、ゲームと関係ない記事も混じっていました。4月以降の467本(連載1人の分を除く)のうち、題にもハッシュタグにも「ゲーム」が無い記事が48本ありました。

そこで、連載1人の分を除き、題かハッシュタグに「ゲーム」がある記事だけを数え直しました。ここから先の数字は、断りが無いかぎりこの数え方です。

  • 4月: 26本

  • 5月: 24本

  • 6月: 26本

  • 7月: 90本

  • 8月: 78本

  • 9月: 115本

  • 10月(9日まで): 60本

7〜9月の平均は94本。6月の3倍以上です。

さらに、本数ではなく書いた人の数で見ます。何本書いても1人は1人と数えるので、連載の多い人に引っぱられません。

  • 4月: 16人

  • 5月: 15人

  • 6月: 18人

  • 7月: 41人

  • 8月: 43人

  • 9月: 62人

  • 10月(9日まで): 34人

もう1つ、別の言葉でも確かめました。「AIゲーム制作」で検索すると481本。「AIゲーム開発」の845本と重なるのは28本だけで、ほぼ別の記事の集まりです。こちらで書いた人を数えると(検索に当たった記事のまま)、6月23人、7月29人、8月42人、9月62人、10月(9日まで)40人でした。

2つの別々の言葉で、同じ形が出ました。note でこの言葉の記事を書く人が増えているのは本物です。勢いも落ちていません。10月は9日までで60本。1か月の3割の日数で、9月の115本の半分を超えています。

7月に「集まり場」ができた

4月以降の記事を1本ずつ開いて、付いているハッシュタグを見ました。

6月の記事で「#AIゲーム開発」を付けていたのは、26本のうち3本だけです。7月以降は343本のうち148本(43%)。人で数えると、7月以降に書いた142人のうち47人がこのタグを付けています。このタグが、書く人の集まり場になりました。

「noteの「AIゲーム開発」、書く人は3か月で3.4倍に。でも1本あたりのスキは減っていた【845本を数えた】」の図

ただし、タグを付けた記事と付けていない記事で、スキの中央値はどちらも4でした。タグは見つけてもらう入口であって、それだけでスキが増えるわけではないようです。

2. 1本あたりのスキは減った

スキは公開した後もしばらく増え続けます。新しい記事ほど不利なので、そのまま比べると「最近の記事は読まれていない」と見誤ります。

そこで、公開から39日以上たった記事だけで比べました。4〜6月に出た記事と、7〜8月に出た記事です。

  • 本数: 76本 → 168本(2.2倍)

  • スキの合計: 807 → 1,422(1.8倍)

  • スキの中央値: 7 → 5

  • スキが10以上ついた記事: 25本(33%) → 40本(24%)

「noteの「AIゲーム開発」、書く人は3か月で3.4倍に。でも1本あたりのスキは減っていた【845本を数えた】」の図

スキの合計は増えています。ただし、これは読む人の数そのものではありません。7〜8月の合計のうち19%は、1人の書き手の記事に集まっていました。言えるのは、記事の本数がスキの合計より速く増えたので、1本に届く分が薄くなった、ということです。

「AIでゲームを作った」と書くだけで読まれる、というのは、数字を見るかぎり少しずつ難しくなっています。

3. 何が増えて、何が読まれているか

7〜9月に出た283本を、題に入っている言葉で4つの形に分けました。そのうえで、全体での割合と、スキの多い上位1割(スキ23以上の28本)での割合を比べます。1本が2つの形に入ることもあります。使った言葉は全部、最後の「数え方」に載せました。

  • 作った・記録: 全体の35% → 上位1割では14%(4本)

  • 入門・手順: 全体の8% → 上位1割では21%(6本・書いた人は5人)

  • お金(費用・稼ぐなど): 全体の3% → 上位1割では14%(4本・書いた人は3人)

  • コードが書けない人向け: 全体の5% → 上位1割では18%(5本)

「noteの「AIゲーム開発」、書く人は3か月で3.4倍に。でも1本あたりのスキは減っていた【845本を数えた】」の図

4〜6月と比べると、「作った・記録」は28%から35%に増え、「入門・手順」は18%から8%に、「コードが書けない人向け」は14%から5%に減っていました。

書く側にとって一番書きやすいのは「作った」の記録です。だから増えます。でも上位に残っているのは、手順や費用、始める前の人に向けた記事が多い。いま手薄なのは、むしろそちらです。

ただ、上位1割の中ではどの形も4〜6本なので、1本の出入りで3〜4ポイント動きます。「傾き」として読んでください。

4. スキが40以上の12本

7月以降に出た記事のうち、題に「ゲーム」が入っていて、スキが40以上の12本です(連載1人の分は除く・スキは10月9日夜の値)。

  1. Claude Code × CodexでAIゲーム開発──丸投げせず「企画者の脳みそ」を形にするプロンプト(スキ112)

  2. AIゲーム制作|洗濯物とポテチを、曲に合わせて仕分ける音ゲーを作った(スキ104)

  3. AIゲーム開発は、ゲーム業界をどう変えるのか――「プログラミングができない人」でもゲームを作れる時代へ(スキ76)

  4. 【予約開始】初めてのKindle本「コードが書けなくても、ゲームは作れる。」を出しました(スキ64)

  5. AIは万能。でも一人に全部やらせない。非エンジニアのAIゲーム開発術(スキ58・有料500円)

  6. ClaudeCode(Opus5.5)でバグ前提のバカゲー作りました。AIゲーム制作|遊び方と内容(スキ56)

  7. AIゲーム開発、結局いくらかかるの?(スキ52)

  8. 🎮【保存版】コードが書けなくても、AIゲーム開発はできる|つまずき全部入り「ゲーム公開までの手順書」🐹🧀(スキ43・有料500円)

  9. AIゲーム開発で稼ぐ方法を教えます。(スキ42)

  10. ゲームを作ったことがない人へ。AI時代の「0→1」を学ぶ3夜連続セミナーを開催します(スキ40)

  11. AIゲーム開発の最新トレンド2026|個人開発者・インディースタジオが今知るべきこと(スキ40)

  12. まず何を作れば面白いか分かる?|一人ゲーム開発の試作範囲を決める(スキ40)

並べてみると、3つのことに気づきます。

  • 12本中10本は無料です

  • 「作った」の記事は2本だけ。 どちらも、何を作ったかが題で具体的に分かります(洗濯物とポテチを仕分ける音ゲー/バグ前提のバカゲー)

  • 5本が、まだ作ったことがない人やコードを書けない人に向けた題です(プログラミングができない人・コードが書けなくても・非エンジニア・作ったことがない人)

5. どの道具の名前が出てくるか

7月以降に書いた142人について、題かハッシュタグに道具の名前が出てくる人を数えました。本数ではなく人数です。

  • Claude(Claude Code を含む): 31人

  • ChatGPT(「GPT」を含む): 26人

  • Unity: 15人

  • Codex: 14人

  • ブラウザで遊ぶゲーム(Webゲーム・ブラウザ・HTML・Three.js): 12人

  • Gemini: 11人

  • Roblox: 11人

  • Steam: 10人

  • Godot: 6人

「noteの「AIゲーム開発」、書く人は3か月で3.4倍に。でも1本あたりのスキは減っていた【845本を数えた】」の図

道具の名前を出している人の中では、Claude と ChatGPT が2強です。その下に、作る場所(Unity・ブラウザ・Roblox)と出す場所(Steam)が並びます。142人のうち60人は、題にもタグにもどの道具の名前も出していませんでした。

本数で数えると Roblox が42本と多く見えますが、そのうち23本は1人の書き手の記事でした。人数で数えたのはそのためです。

6. これから「AIゲーム開発」の記事を書くなら

ここまでの数字から言えることを、書く側の目で3つにまとめます。

  1. 「作った」で終わらせず、読む人が持ち帰れる物を1つ足す。 手順、かかったお金、つまずいた所。上位に残る形はこちらです

  2. 何を作ったかを題で具体的に言う。 「ゲームを作った」ではなく、何のゲームかまで書く

  3. まだ作ったことがない人に向けて書く。 書く人は増えましたが、始める前の人に向けた記事は割合として減っています。上位には残っています

有料の記事も増えました。4〜6月は76本中4本でしたが、7〜9月は283本中31本(書いた人は18人)です。1本ずつの値段の中央値は100円ですが、100円の記事19本のうち14本は3人の書き手のものでした。書き手ごとに見ると、値段の真ん中は400円で、4〜6月と変わっていません。

この数字の弱いところ

  • 数えたのは、note の検索で「AIゲーム開発」「AIゲーム制作」に当たった記事です。AIでゲームを作った記事の全部ではありません。増えたのが「AIでゲームを作る人」なのか「この言葉で書く人」なのかは、この数字だけでは分けられません

  • スキは毎日動きます。ここに書いたのは2026年10月9日の夜の値です。スキは読む人の数ではありません

  • 記事の形は、題の言葉で機械的に分けました。言葉の選び方で割合は数ポイント動きます。向き(「作った」は全体で多く上位で少ない、ほかの3つは逆)は、言葉を狭くしても広くしても変わりませんでした(ほとんどの題に入る「開発」「制作」だけは、形を分けられないので使っていません)

  • 連載の多い書き手は1人だけ除きました。ほかにも20本以上書いている人がいます

  • 「AIゲーム制作」の書き手の数は、検索に当たった記事のままで、ゲームかどうかの絞り込みはしていません

数え方

  • 取得: 2026年10月9日 20時50分ごろ。note の検索(新しい順)で「AIゲーム開発」に当たった845本、「AIゲーム制作」に当たった481本を全件取り出しました

  • ハッシュタグ: 「AIゲーム開発」の記事のうち、4月以降に出た467本(連載1人の分を除く)を1本ずつ開いて取りました。そのうち題かハッシュタグに「ゲーム」があるのが419本です

  • 月は公開日で分けました。10月は9日までです

  • 中央値は、並べて真ん中の値です(偶数本のときは真ん中2つの平均)

  • 上位1割: 7〜9月の283本をスキの多い順に並べ、28本目のスキ(23)以上の記事です。同点を全部入れたので28本です

  • 記事の形の言葉(題にどれか1つが入っていればその形)

  • 作った・記録: 作った(「作ったことがない」は除く)・作ってみた・作りました・制作記・開発記・日記・ログ(「プログ」「ブログ」は除く)・「#」の後に数字・第◯回・Day・振り返り・その◯・丸数字

  • 入門・手順: 入門・手順・やり方・方法・始め・初心者・ガイド・保存版・完全

  • お金: 稼・収益・売上・円・費用・いくら・副業

  • コードが書けない人向け: 書けな・できない・ことがない・非エンジニア・未経験・素人・文系・ゼロ

調べて書いた人: YOSHITAKE HIROTA