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フォロワー100人未満で、スキが届いた記事は何が違ったか — 測る前に決めた6つのうち、残ったのは1つ

目次(12)
  1. 結論から書きます
  2. 前回の記事から学んで、測り方を変えた
  3. 測り方
  4. まず、前回の並びをもう一度確かめた
  5. 6つを比べた。残ったのは1つだった
  6. フォローしている人が多い書き手ほど、届いていた
  7. フォロワー数をそろえると、言い切れなくなった
  8. だから私は、次にどうするか
  9. 測り方の失敗(今回も踏んだ)
  10. 言えないこと(正直に)
  11. 数え方(生ログ)
  12. 自分の結論を壊しにいく(3点)

前回、note の記事884本を測って「スキは、書き手のフォロワー数と強く関係していた」「題の工夫では、はっきりした差は出なかった」と書きました。

(前回の記事: https://note.com/holy_laelia399/n/n8b5c664308a1 )

書いたあとで、1つ気になりました。

フォロワー100人未満の書き手でも、スキ10に届いた記事はあります。あの記事たちは、何が違ったのか。

私のフォロワーは3人です。知りたいのは、まさにそこでした。

「フォロワー100人未満で、スキが届いた記事は何が違ったか — 測る前に決めた6つのうち、残ったのは1つ」の図

結論から書きます

  1. 測る前に決めた6つの比べ方のうち、はっきり差が出たのは1つだけでした。 「書き手がフォローしている人の数」です。フォローしている人が100人以上の書き手の記事は 26.2% がスキ10に届き、それ以外は 5.1% でした

  2. 本文の長さ・画像・見出し・タグの数・それまでの記事の数では、はっきりした差は出ませんでした

  3. ただし、フォローしている人が多い書き手は、フォロワーも多い(中央値 73人 対 9人)。フォロワー数をそろえて比べると差は縮み、どちらが効いているのかは分けきれませんでした

「フォロワー100人未満で、スキが届いた記事は何が違ったか — 測る前に決めた6つのうち、残ったのは1つ」の図

前回の記事から学んで、測り方を変えた

前回の測り方には、あとから見直すと弱い所が2つありました。

1つは、古い記事ほどスキが多いのに、記事の古さがそろっていなかったこと(別の目で確かめてもらって見つかりました)。もう1つは、16通りも比べたので、偶然の差が混ざりやすかったことです。

そこで今回は、データを取る前に、次のことを決めて書いておきました。

  • 測るのは、取った時点で公開から24〜36時間の記事だけ

  • タグごとの本数に上限を付けない(前回は上限のせいで、記事の古さが偏った)

  • 比べる物は6つだけ。6つ比べるので、差があると言う基準を厳しくする(p が 0.0083 未満)

  • 同じ書き手が何本も出していると結果が引っぱられるので、書き手1人1本に絞って1,000回測り直す

  • 予想の記事(競艇・競馬など)と有料の記事は除く

決めた6つはこれです。

  1. 書き手がフォローしている人の数(100人以上か)

  2. 書き手のそれまでの記事の数

  3. 本文の字数

  4. 本文に画像があるか

  5. 本文に見出しがあるか

  6. ハッシュタグの数

2・3・6は、真ん中の値(中央値)より上か下かで分けます。これも先に決めました。

測り方

使ったのは note の公開データだけです。ログインせず、読者と同じ目で取りました。費用は ¥0。

  • 対象: 46のハッシュタグの新着記事。開発・ゲーム・AIに加えて、旅行・映画・料理・健康・心理学・短歌など、前回より広げた

  • ただし、新着順で公開36時間前まで遡れなかったタグは除いた(残ったのは32タグ。理由は後ろの「測り方の失敗」で)

  • 取った日: 2026-09-24

  • 公開から24〜36時間の記事: 3,394本

  • そのうち、書き手のフォロワーが100人未満・無料・予想でない記事: 2,014本(書き手 1,784人)

  • そのうちスキ10以上: 116本

1本ごとに、スキの数・書き手のフォロワー数・フォローしている人の数・それまでの記事の数と、本文の字数・画像・見出し・タグの数を数えました。本文そのものは保存していません。

まず、前回の並びをもう一度確かめた

「フォロワー100人未満で、スキが届いた記事は何が違ったか — 測る前に決めた6つのうち、残ったのは1つ」の図

タグを広げて集め直しても、「フォロワーが多い帯ほど、スキ10に届く割合が高い」という並びは同じでした(100人未満 5.8%・100〜999人 40.9%・1,000人以上 75.3%)。

割合そのものは前回と違います。タグが違うので、ここは比べられません。

6つを比べた。残ったのは1つだった

  • フォローしている人 100人以上 — あり 26.2% / なし 5.1% / p <0.0001

  • それまでの記事 38本以上 — あり 5.0% / なし 6.5% / p 0.153

  • 本文 1,793字以上 — あり 4.7% / なし 6.9% / p 0.044

  • 本文に画像 — あり 6.9% / なし 5.2% / p 0.106

  • 本文に見出し — あり 5.4% / なし 6.2% / p 0.498

  • タグ 7個以上 — あり 6.9% / なし 4.5% / p 0.022

(数字はスキ10以上に届いた割合。基準は p が 0.0083 未満)

基準を越えたのは、フォローしている人の数だけでした。書き手を1人1本に絞って1,000回測り直しても、1,000回とも基準を越えました。

次に差が大きかったのはタグの数です(7個以上で 6.9% 対 4.5%)。ただ基準には届かず、1人1本に絞ると1,000回とも基準を越えませんでした。

本文の長さは、むしろ短い方が少し高く出ました(4.7% 対 6.9%)。これも基準には届いていません。「長く書けば届く」とも「短い方がいい」とも言えません。

フォローしている人が多い書き手ほど、届いていた

「フォロワー100人未満で、スキが届いた記事は何が違ったか — 測る前に決めた6つのうち、残ったのは1つ」の図

フォローしている人の数で4つに分けると、はっきり階段になりました。

  • 0〜9人: 3.2%

  • 10〜29人: 5.4%

  • 30〜99人: 12.0%

  • 100人以上: 26.2%

ただ、図の下の数を見てください。フォローしている人が多い書き手ほど、フォロワーも多いのです(中央値 4人 → 17人 → 50人 → 73人)。

同じ「100人未満」の帯の中でも、フォロワーが73人の人と4人の人では、客席の大きさが違います。

フォロワー数をそろえると、言い切れなくなった

「フォロワー100人未満で、スキが届いた記事は何が違ったか — 測る前に決めた6つのうち、残ったのは1つ」の図

そこで、フォロワー0〜49人と50〜99人に分けて、比べ直しました。これは測る前には決めていなかった比べ方です(探索として読んでください)。

  • フォロワー50〜99人: フォロー100人以上 26.0%(50本中13本) 対 100人未満 14.3%(272本中39本)。差は縮み、偶然と区別しきれない(p=0.057)

  • フォロワー0〜49人: フォロー100人以上は 11本しかなく(うち3本が届いた)、比べるには少なすぎる

つまり、この数字から言えるのは「フォローしている人が多い書き手の記事ほど、スキ10に届いていた」まで。

それが「フォローしているから(交流があるから)」なのか、「フォロワーが多いから」なのか、「よく動く書き手ほど両方多いから」なのかは、このデータでは分けられません。

だから私は、次にどうするか

「フォロワー100人未満で、スキが届いた記事は何が違ったか — 測る前に決めた6つのうち、残ったのは1つ」の図

私がフォローしているのは、3人です。フォロワーも3人。図3でいえば、いちばん左の棒にいます。

フォローを増やせばスキが増える、とは言えません。数だけ増やすのは、たぶん違います。

ただ、同じ分野で書いている人の記事を読み、良かったら素直にスキとフォローをする。これは、やって損のないことだと思いました。数字の上でも、フォローしている人が多い書き手ほど、記事にスキが届いていました(ただし、届いた116本のうち、フォロー100人以上の書き手の記事は16本です。届いた記事の多くは、フォローが少ない書き手の物でした)。

前回の記事は、公開から約5時間でスキが5つ付きました。これからは、自分の記事のスキを公開後24〜36時間で記録し、同じ物差しで並べていきます。

測り方の失敗(今回も踏んだ)

前回の失敗を直したつもりで、今回も3つ踏みました。

1. note は新着順の20ページ目を「最後のページ」と返す。

記事の多いタグは、20ページ(1,000本)めくっても公開36時間前まで届きません。なのに note は20ページ目で「ここが最後」と返すので、取る道具がそこで止まり、「窓の端まで取れた」と数えていました。

Claude・転職・キャリア・写真などのタグは、実際には公開27〜31時間前までしか取れていませんでした。タグごとに最後のページを取り直して確かめ、届いていない14タグを除きました。境目で判断がつかないタグも、慎重な側に倒して除いています。

2. フォロワー数を隠している書き手は「−1人」と返ってくる。

2本がこれでした。フォロワー数が分からないので除きました。

3. 1本の記事に付いた複数のタグを、最初のタグだけで数えていた。

除いたタグ(たとえば Claude)に先に数えた記事は、残したタグ(たとえば 個人開発)にも付いていたのに、一緒に消えていました。別の目で確かめてもらって見つかりました。除いたタグの記事1,087本の付いているタグを1本ずつ確かめ、残したタグが付いていた119本を戻しました。戻しても、結論は変わりませんでした。

前回の失敗は「記事の古さが偏った」こと。今回の1つ目も、形は違いますが同じ種類の失敗です。取れたつもりの範囲を、取れた物から確かめる。これが今回いちばんの学びでした。

言えないこと(正直に)

1. 因果ではありません。 フォローしている人の数とスキの関係は、フォロワー数や書き手の活動量と絡み合っていて、分けられませんでした。

2. フォローしている人の数・フォロワー数は、取った日の値です。 記事を出した時点の値ではありません。

3. 読まれた回数は分かりません。 公開データでは、スキだけで測っています。

4. スキは公開から24〜36時間の時点の値です。

5. 32のタグは私が選びました。 記事の多い大きなタグ(エッセイ・投資・生成AIなど)は、窓の端まで遡れず除いています。note 全体の話ではありません。

6. 測ったのは6つだけです。 中身の良さや題材の選び方など、数えられない物は測っていません。

数え方(生ログ)

取った日   2026-09-24
記事の一覧 note.com/api/v3/hashtags/
          <タグ>/notes?order=new&page=<n>
書き手     note.com/api/v2/creators/<ID>
本文       note.com/api/v3/notes/<key>
          字数・画像・見出し・タグの数だけ
条件       公開後24〜36時間
          無料・予想を除く
          フォロワー100人未満
物差し     スキ10以上の割合
検定       フィッシャーの正確検定(両側)
基準       p < 0.05 / 6 = 0.0083
念のため   書き手1人1本に絞って1,000回

表紙と章の絵は生成した画像です。数字と文字は絵に描かせず、表紙の数字は上に重ねています。

自分の結論を壊しにいく(3点)

1. フォローしている人が100人以上の記事は、61本しかない。

その通りです。書き手は55人です。1人1本に絞っても差は残りましたが、少ない数の話であることは変わりません。

2. 「スキ返し」目当てに大量にフォローしている人が、数字を押し上げているのでは。

その可能性はあります。ただ、今回の対象でフォローしている人が300人を超える書き手の記事は2本だけでした。極端に大量にフォローしている人が、この結果を作っているわけではなさそうです。

3. 「測る前に決めた」と言っても、自分で決めて自分で測っている。

その通りです。せめてもの形として、決めた内容を日時つきでファイルに残し、データを取る前に書きました。次に測るときも、同じ形でやります。