指で描いた島に文明が興り、戦で滅ぶ。¥160 の箱庭ゲーム「おえかきの島」

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指で島を描いて、生き物を描く。すると、その絵がそのまま島の上を歩きはじめます。
生き物たちはひとりでに暮らし、子どもが生まれ、やがて島に家が建ちます。橋が架かると、となりの島の生き物と出会います。なかよくなることもあれば、戦になることもあります。そして、戦に負けた国は滅びます。
iPhone と iPad で遊べる箱庭ゲーム「おえかきの島」です。App Store で ¥160 の買い切りで出しています。
この記事では、どんなゲームなのかを画面で紹介します。そのうえで、いちばん伝えたいしくみ、描いた形が、そのまま能力になるところをくわしく書きます。値段や対応機種などは、2026年9月27日に App Store の公開情報と、アプリのつくり(プログラム)で確かめたものです。

遊び方は「描く」と「ながめる」
はじめに島を描きます。画面には「島を 2つ 3つに わけて かくと、いつか はしで つながるよ」と出ます。島を分けて描いておくと、あとで橋が架かる場所になります。描けたら「島を作る」。
次に生き物を描いて「なかまにする」を押します。最初に描ける生き物は3種類までです。描き終えたら「観察する」。ここから先は、ながめるのが中心です。
描く道具は、ペン・ぬりつぶし・スタンプ・けしゴムの4つです。筆は「ペン」「すいさい」「すみえ」の3種類から選べて、左右対称に描くボタンもあります。色は16色です。
絵を描くのが苦手でも大丈夫です。写真から島や生き物を作ることもできます。写真から生き物を作るときは、写っているものを端末の中で自動で切り抜きます。
ながめているあいだに生き物をタップすると、「なまえ」「たたかう」「なかよく」「ふやす」「かけあわせ」などのおせわができます。なかよしの度合いが90%以上の2匹を「かけあわせ」ると、2枚の絵が合体した新しい生き物が生まれます。
描いた形が、そのまま能力になる
描いた生き物には、すばやさ・ちから・たいりょく・しょくよく・はんしょく の5つの能力があります。アプリの中にも「のうりょくは、えがいた かたちで きまります。」と書いてあります。
能力を決めるために、アプリは描いた絵の形から次の5つを測ります。
大きさ(大きく描いたか、小さく描いたか)
細長さ(ほそながいか、ずんぐりしているか)
塗りのつまり具合(みっちり塗ったか、すき間が多いか)
丸さ(まんまるか、ギザギザか)
左右のそろい方(左右対称か)
この5つを決まった割合で混ぜて、能力が決まります。

たとえば すばやさ は、細長さが50%、小ささが30%、すき間の多さが20%の割合で決まります。ほそながく小さく描いた子は、すばやい子になります。大きく、みっちり塗った子は、ちからもたいりょくも高くなり、しょくよく(遠くのごはんまで探しに行く力)も高くなります。まんまるで小さい子は、子どもが生まれやすくなります。
全部を高くすることはできません。大きく描けば すばやさ は下がり、小さく描けば ちから が下がります。能力は 0・20・40・60・80・100 の6段で決まり、同じ形でも1段ぶん上下にゆらぎます。
いちばん高い能力で、その子の役割(とくい)も決まります。ちからが一番高ければ戦士、すばやさなら狩人、たいりょくなら職人、しょくよくなら採集、はんしょくなら育みです。
形は、文明の進み方にも効きます。左右対称で、丸くて、みっちり塗られた形ほど、かしこい種とされます。住んでいる生き物がかしこい島ほど、文明は速く進みます。かしこさだけで、進む速さが0.5倍から1.5倍まで変わります。
色も使われます。島の建物は、住んでいる生き物を描いた色で、ほんのり染まります。
島に文明が興る — 5つの時代
生き物が増えて島が栄えると、画面に「島1 の まちが さかえた!(橋がかけられる)」と出て、島と島のあいだに橋を架けられるようになります。
世界の時代は、原始・部族・文明・黄金期・現代 の5つです。同じ家や櫓でも、時代ごとに見た目が変わります。

時代が進むと、プレイヤーが使える神の力も増えます。「あめ」と「きせき」は最初から使えます。部族の時代で「ときをすすめる」、文明の時代で「じしん」、黄金期で「のわき」、現代で「あらし」が使えるようになります。
出会った国は、なかよくなるか、戦になる
橋で島どうしがつながると、ちがう島の生き物が出会います。ちがう種類の生き物どうしは、近くで暮らすうちに少しずつ対立していきます。
対立が高まると「せんの したく」が始まり、島に武器庫・兵舎・砦・狼煙台が建っていきます。したくが整うと「かいせん!」。戦に決着がつくと、負けた島の国は滅びます。その島の生き物も建物も消えて、無人の島が残ります。

プレイヤーが戦を止めることもできます。生き物をタップして「なかよく」を押すと、その子の島と、戦っている相手の島がしばらく停戦します。ただ、ちがう種類の生き物どうしは、やがてまた対立していきます。
ストアの説明文には、こう書いています。
このゲームでは、生き物が寿命をまっとうし、国が滅びることがあります。
それもふくめて、あなたの島の物語です。
滅びて終わり、ではありません。無人になった島にも、橋がかかれば、また生き物が渡っていきます。そして、島で起きたことは「えまき」に日付つきで残ります。「あたらしいいのち」「ぶんめいが であった…」「かいせん!」「くにが ほろびた…」のように、島の歴史が並んでいきます。寿命をこえて長く生きた子は「長寿の古老」として、えまきの「でんせつ」の欄にも残ります。
閉じているあいだも、島は進む
アプリを閉じていても、島の時間は進みます。設定の画面にはこうあります。「見ていない間(ほうち)は いつも 現実と おなじ速さで すすみます」。進むのは最大で3日ぶんです。ひらくと「おかえり!」の画面で、いないあいだに起きたことを見せます。
ながめているあいだは、はやさを「ゆっくり」「ふつう」「はやい」「とても」の4段から選べます。「ふつう」では、昼と夜の1日がおよそ4分でめぐり、季節は1日ごとに 春・夏・秋・冬 と変わります。
お知らせ(通知)は、最初は切ってあります。設定でオンにすると、しばらく開かなかったときに島のようすを知らせます。これも端末の中だけで動きます。
音も、端末の中で作っている
このアプリには、音のファイルが1つも入っていません。波の音、風、鳥の声、曲の旋律まで、遊んでいるその場でプログラムが作っています。曲は季節ごとに和の五音の音階を変えています。設定の画面にも「音は端末内で生成しています(ダウンロード・通信なし)。」と書いています。
¥160 で入っているもの

値段: ¥160 の買い切りです。広告はありません。アプリの中での課金もありません
データ: App Store の表示は「データの収集なし」です。遊んだ記録は端末の中にだけ保存します
通信: しません。オフラインで遊べます
対応: iPhone と iPad(iOS・iPadOS 17.0 以降)
言葉: 日本語・英語・韓国語・簡体字中国語・繁体字中国語(英語での名前は「Doodle Island」)
年齢: 9+(まれ/軽度なアニメまたはファンタジーバイオレンス)
大きさ: 7.3 MB
いまの版: 1.0.2(2026年9月24日)
販売元: YOSHITAKE HIROTA
App Store のページ: おえかきの島
さいごに
同じように島を描いても、どんな形の生き物を描くかで、島の歴史は変わっていきます。ほそながい子ばかりの島と、まんまるな子ばかりの島。描いた島がどんな国になって、どう終わったか、遊んだら聞かせてもらえるとうれしいです。